社会からの期待に応える調達活動
NRPS
ノーリツグループは、お客さまのご期待にタイムリーにお応えするため、必要とされる商品を必要な時にお届けする「NRPS※生産方式」を採用しています。この方式は、あらゆる無駄を無くし、お客さまのもとへ商品を短納期でお届けすることを目指すノーリツ独自のもので、明石本社工場のガス温水器ラインをはじめ、当社グループの各事業所における生産ラインでも採用しています。
※NORITZ Production System

NRPS(NORITZ Production System)研修
この研修はものづくりにおける優れた考え方をノーリツグループで共有し、展開することを目的におこなっています。NRPS推進室のメンバーがグループ会社や仕入先に出向き、各工場のメンバーに工程改善のための研修会(基礎講座、標準作業研修会、トレーナー研修、巡回研究会)と、実際の現場改善(支援会)を計画的に実施しています。
2017年度は研修会(5回、19社 62名)、改善事例発表会(3回、43社 213名)、現場改善(167回)を実施し、「NRPS生産方式」の進化・伝承に繋げていきます。
これらの取り組みを継続することで受注~出荷までの工程改善をおこない、ものづくりに強いノーリツグループを実現します。

NRPS研修風景
CSR調達
調達方針
ノーリツグループは事業活動のために必要な部品などの調達にあたり、ビジネスパートナーと対等かつ公平な立場で取引をおこない、サプライヤーとの共存共栄に努めます。
ノーリツグループCSR調達ガイドラインの浸透
2014年度にノーリツグループCSR調達ガイドラインを制定し、グループ会社や仕入先さまへの説明会を開催してきました。
2015年度は有識者によるCSR調達に関する講演会を開催し、ノーリツ従業員と仕入先さまへの理解を深めました。
2016年度より、CSRアンケートを実施した仕入先さまへ訪問し、順次説明しています。
ノーリツサプライチェーンCSR調査(Self Assessment Questionnaire)の実施
2015年度より毎年、主要仕入先さまを対象に、CSRアンケート「ノーリツサプライチェーンCSR調査」をおこなっています。CSR調達の国際基準を参考にSAQ(サプライヤー自己評価シート)を作成し、セルフアセスメントをおこなっていただきました。アンケートを実施した仕入先さまへフィードバックをおこない、対話をしながらサステナブルな調達活動を目指しています。今後も引き続き、PDCA(計画、実行、評価、改善)による活動を推進していきます。

2017年度 ノーリツサプライチェーンCSR調査結果
紛争鉱物対応
ノーリツでは2014年度より紛争鉱物調査をおこなっており、仕入先さまに対して紛争鉱物説明会をおこなっています。
RMAP※(Responsible Minerals Assurance Process、旧CFSプログラム)に沿った管理データベースを構築し、製品の構成情報から部品に展開し調査をおこなっています。今後も引き続き、信頼のおける調達活動を推進していきます。
※製錬所が扱う鉱物が紛争や人権侵害に加担していない調達源であることを第三者が認定するプログラム
紛争鉱物調査実績累計(2018年1月現在)
ノーリツへの依頼社数 | 14社 |
---|---|
対象機種数 | 499機種 |
調査依頼部品数 | 5,096件 |
調査済部品数 | 4,585件 |
回答率 | 90.0% |
国連グローバル・コンパクト サプライチェーン分科会への参画
ノーリツは、2013年度よりグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)が主催する、サプライチェーン分科会へ参画し、CSR調達を推進しています。また、サプライチェーン分科会が考えるCSR調達(企業活動がグローバル化し、社会の企業への要求事項が、製品・サービスなどに加え、サプライチェーン全体での人権・労働・環境・腐敗防止への取り組み)に賛同しており、社会からの要請の把握や意見交換の場として活用しています。さらに、持続可能な社会を実現するためのCSR調達ツール製作などにも参画企業とともに取り組んでいます。
当社は、サプライチェーン分科会が目指す姿でもある、トリプルウィン調達(バイヤーのウィン、サプライヤーのウィン、社会のウィン)を実現するため、平などの精神のもと、バイヤーとサプライヤーが協働し、持続可能な社会の実現を目指して、CSR調達活動を推進していきます。
製品の環境負荷低減とサプライチェーン
ノーリツグループは、化学物質管理システムの構築と情報開示、化学物質監査などによるグリーンサプライチェーンの強化に取り組んでいます。詳しくはこちらをご覧ください。