給湯器の種類を徹底解説

給湯器の種類(ガス・電気・石油・ハイブリッド)を比較し、特長・選び方までわかりやすく解説。

給湯器にはガス・電気・石油・ハイブリッドなどさまざまな種類のエネルギーを使用してお湯を沸かします。お住まいの条件や家族構成によって選択できる給湯器の種類は異なります。「給湯器 種類」で検索する方の多くは、違いや特長を整理し、ご自宅に合う給湯器を知りたいと考えていることでしょう。 ここでは、給湯器ごとの特長や種類、選び方を解説。みなさまの給湯器選びをサポートします。

給湯器の種類は「使用するエネルギー」と「給湯の仕組み」という2つの視点で整理すると理解しやすくなります。ここでは、給湯器の種類を大枠で整理し、それぞれがどのような家庭に向いているのかを説明します。

給湯器(GT-C72プレミアムシリーズ) 給湯器(GT-C72プレミアムシリーズ)

給湯器は主に、ガス給湯器・電気給湯器・石油給湯機・ハイブリッド給湯機の4種類に分類されます。都市ガスやLPガスを使うガス給湯器は設置しやすく普及率が高い一方、電気給湯器はエコキュートのように省エネ性を重視したタイプが特長です。石油給湯機は寒冷地での安定した給湯に強く、ハイブリッド給湯機はガスと電気を組合せた高効率タイプとして注目されています。

給湯器の
種類
ハイブリッド
給湯機
ガス給湯器
石油給湯機
エコキュート

仕組みの
概要

ヒートポンプユニットとガス温水機器を組み合わせたもの

一般的なガス給湯器

一般的な石油給湯機

家庭用ヒートポンプ式給湯器

動力

ガス+電気

都市ガスまたはLPガス

灯油

電気(ヒートポンプ)

【参考】
初期費用の
目安

約90万円〜

約20万円〜

約50万円〜

約120万円〜

給湯器は、大きく給湯専用タイプふろ給湯器(追いだき対応)の2種類に分けられます。 給湯専用タイプは、キッチンや洗面所、浴室の蛇口へお湯を供給するシンプルな給湯器です。おふろにお湯をためる場合は、浴槽へ蛇口からお湯を張ります。 一方、ふろ給湯器は給湯機能に加え、自動お湯はりや追いだき機能を搭載しています。設定した湯量・湯温で自動的にお湯はりができる他、ぬるくなったお湯を温め直すことができます。 給湯器の種類を選ぶ際は、家族構成や入浴スタイルを踏まえ、自動お湯はりや追いだき機能が必要かどうかを確認することが大切です。

ガス給湯器は、設置性と給湯の安定性(水圧)に優れた最も一般的な給湯器です。ただし近年は、従来型給湯器に加えて高効率(エコジョーズ)化・高機能(W除菌、ウルトラファインバブル等)化が進んでおり、種類や選び方も多様化しています。

ガス給湯器は、必要なときに必要な量のお湯をつくる「瞬間式」が特長です。タンクにお湯を貯める必要がないため湯切れの心配が少なく、複数箇所で同時にお湯を使用しても安定した給湯ができます。 また、本体サイズが比較的コンパクトなものが多く、戸建て住宅からマンションまで幅広い住まいに設置されています。
近年は省エネ性能を高めた「エコジョーズ」が主流となっているほか、自動お湯はりや追いだき、自動保温などの機能も充実しています。さらに、除菌機能やウルトラファインバブル機能を搭載した高機能モデルも登場しており、単にお湯をわかすだけでなく、快適で清潔な入浴環境をサポートする設備へと進化しています。

さらに、ガス給湯器を選ぶ際には「号数」も重要なポイントです。
号数とは、水温+25℃のお湯を1分間に供給できる量を表す指標で、16号・20号・24号などがあります。家族の人数が多い家庭や、浴室のシャワーとキッチンなど複数箇所で同時にお湯を使う機会が多い場合は、余裕のある号数を選ぶことで快適に使用できます。

給湯器 号数 給湯器 号数

このように、ガス給湯器は給湯能力・機能性・設置性のバランスに優れており、現在も多くの家庭で選ばれている給湯器です。

ガス給湯器は、省エネ性能や高付加価値機能のある給湯器へと進化しています。 代表的な例が、廃棄熱を再利用して効率よくお湯をつくる高効率タイプ(エコジョーズ)の普及です。 これにより、ガスの使用量を抑えながら、従来と同じ給湯性能を確保できるようになりました。 また、操作性や安全性に配慮した設計、暮しの快適さを高める機能を備えたタイプも増えています。 給湯器の選択肢が広がる一方で、どの機能が自分の生活に合っているかを見極めることが重要です。 最新の給湯器トレンドや、機能の詳しい解説については、以下のコラムでわかりやすく紹介しています。

給湯器施工写真 給湯器施工写真

石油給湯機は灯油を燃料とする給湯機器で、寒冷地を中心に根強い支持があります。外気温の影響を受けにくく、安定した給湯ができる点が特長です。

石油給湯機は寒冷地でも外気温の影響を受けにくく安定してお湯を供給できる給湯器です。石油給湯機に隣接している灯油タンクに燃料を貯蔵しているので、定期的な灯油の補給が必要ですが、寒冷地でも安定した給湯が可能です。

石油給湯機 石油給湯機

石油給湯機は、上述の通り灯油を燃焼させて熱交換器でお湯をわかす仕組みです。エコフィールという高効率型の石油給湯機は省エネ性が高く、屋外設置が一般的です。灯油を貯めておくオイルタンクの設置も必要なため、戸建て住宅で多く使われています。

エコフィール エコフィール

灯油の補充やオイルタンクの設置スペースが必要になる点はデメリットです。また、定期的なメンテナンスも欠かせません。給湯器の種類選びでは、ランニングコストと手間のバランスを考慮する必要があります。

電気給湯器は、電力を使ってお湯をつくる給湯器です。深夜電力を活用してタンクへお湯を貯湯するため、ランニングコストを抑えることができます。中でもエコキュートは省エネ性が高く、オール電化の住宅に導入されることが多いです。

エコフィール エコフィール

電気温水器は、電気ヒーターで水を加熱し、タンクに貯めて使用します。構造はシンプルですが、導入費用はエコキュートより安い反面、ランニングコストは高くなる傾向があります。

エコキュートは空気の熱を利用するヒートポンプ方式で、高い省エネ性能を発揮します。導入費用は高いですが、省エネ性が高く月々の光熱費(ランニングコスト)を抑えたい家庭に向いています。
一方で、エコキュートは深夜にお湯をわかし、翌日お湯を使う時まで貯湯タンクで保温するので、放熱ロスがあるのも事実です。また急な来客時でお湯の使用量が一時的に増える場合、お湯をわかすまで時間がかかる場合があります。

エコキュート エコキュート

オール電化住宅や、ガスを引いていない住宅ではエコキュートが選ばれやすい傾向があります。設置スペースや家族構成、使用量によって貯湯タンクの大きさを考慮する必要があります。

ハイブリッド給湯機は、ガスと電気(ヒートポンプ)を組合せてお湯をつくる給湯システムです。電気を使用して効率よくお湯をわかし、タンク内のお湯が不足した場合には、ガス給湯器がバックアップ熱源機として稼働します。 高効率で省エネ性に優れている点が特長で、給湯器の中でも先進的な給湯方式として注目されています。

ハイブリッド給湯機は、上述の通り、電気(ヒートポンプ)でわかしたお湯をタンクに貯める仕組みです。 ノーリツのハイブリッド給湯機に搭載されている「スマート制御」は、曜日、週ごとのお湯の使用量を細かく学習します。さらに、直近2週間のばらつきを考慮し、お湯の使い方によってヒートポンプの出力を可変するため、光熱費の削減に貢献します。ハイブリッド給湯機の仕組みとノーリツ独自の機能によって、少ないエネルギーで効率的にお湯をわかすこと(給湯)ができます。
万一にタンク内のお湯が不足した場合や、使用量が多い時間帯には、ガス給湯器がバックアップとして稼働し、必要な分のお湯を瞬時に補うことができるのでお湯切れの心配がありません。このように、電気とガスを状況に応じて使い分ける点が、ハイブリッド給湯機の大きな特長です。
また災害時にガス、電気どちらかのエネルギーが供給されていればお湯をわかすこともできます。          

スマート制御の説明 スマート制御の説明

しかし、ハイブリッド給湯機の本体価格、工事代はガス給湯器と比較し高くなる場合が多いです。 単純な本体価格だけで判断するのではなく、「どれくらいお湯を使うか」「長期的にランニングコストが抑えられるか」「レジリエンス性」といった視点で検討することが重要です。 ハイブリッド給湯機は貯湯タンクやヒートポンプユニットを設置できる十分なスペースが必要になり、本体価格や工事代がガス給湯器や石油給湯機に比べて高い場合があります。お湯の使用量が多いご家庭では、光熱費の削減効果によって初期費用を回収しやすいケースもあるので、交換の際はハイブリッド給湯機も選択肢に入れることをおすすめします。また、省エネ製品設置、購入時に国の補助金やノーリツのキャッシュバックキャンペーンなどを利用してオトクに交換できるケースもあるので、交換時に補助金の対象かどうか確認したい方は下記より無料で相談受付中です。

他給湯機器との詳しい比較は以下のコラムで解説しています。

給湯器の費用は、本体価格と工事費を含めた総額で考えることが重要です。 一般的に、ガス給湯器は比較的初期費用を抑えやすく、石油給湯機は灯油タンク設置の有無によって費用が変わります。電気給湯器(エコキュートなど)は導入費用が高い傾向がありますが、深夜電力の活用によってランニングコストを抑えやすい特長があります。さらに、ハイブリッド給湯機は初期費用が最も高い一方で、高い省エネ性能により長期的な光熱費削減が期待できます。 また、設置環境や既存配管の状態、設置スペースによって工事費は大きく変動するため、複数の見積もりを比較しながら検討することが重要です。
給湯器の価格相場や費用の内訳、コストを抑えるポイントについては、以下のコラムで詳しく解説しています

給湯器の種類(ガス・電気・石油・ハイブリッド)を理解したうえで、実際に満足度の高い給湯器を選ぶためには、もう一段踏み込んだ視点が必要です。 家族構成やお湯の使用量、設置環境、さらには清潔性や快適性といった「暮し方」に合った条件を整理することで、みなさまのライフスタイルに合った給湯器選びが可能です。 ここでは、給湯器の種類別に失敗しにくい選び方のポイントを具体的に解説します。

給湯器の寿命は、一般的に約10年が交換の目安とされています。 使用年数が長くなると、経年劣化によって故障リスクが高まり、突然お湯が出なくなるなど生活への影響も大きくなります。特に、異音や温度の不安定、エラー表示が増えてきた場合は、交換を検討するサインといえるでしょう。
また、古い給湯器を修理し続けるよりも、新しい高効率機種へ交換したほうが、光熱費やメンテナンスコストを含めた総コストを抑えられるケースもあります。 給湯器の交換時期や失敗しない選び方、具体的な事例については、以下のコラムで詳しく解説しています。

給湯器を選ぶ際は、ご家族の人数やお湯の使用量を基準に考えることが重要です。 家族が多いご家庭では、シャワーやキッチン、洗面所でお湯を使う場面が増えるため、同時使用が多い時間帯を想定して給湯能力に余裕のある号数を選ぶことが重要です。
特にガス給湯器の場合は「号数」によって一度に使えるお湯の量が異なります。 給湯器の号数とは、1分間に供給できる湯量を表す指標です。 朝や夜に複数人が続けてお湯を使う家庭では、号数が小さいと湯量不足を感じることもあります。家族が多いご家庭では24号タイプ、シングルライフや主にシャワーをお使いなら手軽な16号を推奨されることが多いでしょう。日常の使い方を具体的にイメージしながら選ぶことが大切です。

給湯器の機種選びにおいて、設置環境や地域の条件によって排気方式(屋外排気・FF式など)を選定する必要があります。 たとえば戸建て住宅では屋外設置(壁掛け型・据置型)の自由度が高い一方、 マンションなどの集合住宅では設置スペースがPS(パイプシャフト)内かどうか、また排気方法、管理規約の制限を考慮する必要があります。
また、寒冷地では外気温の影響を受けにくい石油給湯機が選ばれる傾向があります。 現在使用している給湯器の設置条件を確認したうえで、同等もしくは改善できる機種を選ぶことが、交換時の失敗を防ぐポイントです。

給湯器の種類(ガス・電気・石油・ハイブリッド)が決まったら、次は“機能”で満足度が変わります。最近は、見えない部分の清潔さを重視して「除菌機能」や「ウルトラファインバブル継手F」を検討する人も増えています。

ウルトラファインバブル継手

ウルトラファインバブルは、直径1マイクロメートル未満の微細な泡で、一般的な効果として汚れの剥離や洗浄を助けることが報告されています。

ウルトラファインバブルで、配管やシンクなどに発生する汚れをもっと洗い流しやすくします。​さらにお肌のキレイもキープされるため、生活全体に潤いをもたらします。

除菌機能|プレミアム(W除菌)

ガスふろ給湯器の最上位グレード(プレミアム/W除菌)には、オゾン水でふろ配管を除菌※1するオゾン水配管クリーン機能と、入浴後のお湯の除菌※2や残り湯洗濯のニオイも抑制※3するLED-UV除菌機能があります。見えないふろ配管や残り湯への衛生面、排水口のニオイが気になる方は、是非ご検討ください。

給湯器の種類や選び方について、よくある質問をまとめました。

Q1:給湯器の寿命は何年くらいですか?

給湯器の寿命は、一般的に10年程度が目安とされています。使用頻度や設置環境によって前後しますが、10年以上使用している場合は、故障リスクを考慮して交換を検討するタイミングといえるでしょう。

Q2:給湯器の号数はどのように選べばいいですか?

号数は「一度に使えるお湯の量」を示す指標です。家族の人数が多い家庭や、複数箇所で同時にお湯を使う場合は、24号を選ぶことで、湯量不足の失敗を防ぎやすくなります。ご夫婦2人家族で同時にお湯を使うことが少ないなら20号タイプ、同時にお湯を使うこともなく主にシャワーを使う場合は16号タイプが目安です。

Q4:給湯器の交換で補助金は使えますか?

給湯器の種類や時期によっては、国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。制度内容は年度ごとに変わるため、交換を検討する際は最新情報を確認することが大切です。

Q4:給湯器の温水暖房熱源機とは何ですか?

温水暖房熱源機は給湯・シャワー・お湯はりの他に、暖房機能が備わっています。ご自宅に、温水式の床暖房や浴室暖房乾燥機、ルームヒーター、ファンコンベクターなどの暖房端末機がある場合、暖房熱源機を選択する必要があります。

Q5: ガス給湯器とハイブリッド給湯機はどちらがお得?

ハイブリッド給湯機は初期投資が高めですが、ランニングコストでは高い節約効果が期待できます。
例えばエコジョーズの場合、導入費用は40万円ほどかかります。
一方でハイブリッド給湯機の場合、本体価格や設置工事費用はかかるものの、年間の光熱費は、従来型給湯器でLPガス使用時で約10万円(約67%ダウン)です。エコジョーズやエコキュート、エネファームもエネルギー効率は高いですが、従来のガス給湯器やエコジョーズと比較して大幅に光熱費を削減できるため、長期的にみればとても経済的です。
ノーリツの公式ホームページでは、家族構成や設備、光熱費の情報を入力するだけで、お客様の住まいでランニングコストがいくら節約できるのかを簡単にシミュレーションできます。ぜひ参考にしてみてください。

給湯器を交換したユーザーさまからの商品レビューを、ノーリツのある暮しサイトに掲載中です。また最新の給湯機器をお使いのユーザーさまにインタビューも実施しています。詳細はノーリツのある暮しサイトをご覧ください。
さらに、理想の給湯器選びをサポートするシミュレーションサイトもご用意。リフォーム、新築時に参考になりますので是非ご覧ください。

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