ガバナンス
3つのディフェンスラインによる内部統制
ノーリツグループは、「現場部門」「管理部門」「監査部門」のそれぞれが役割を発揮することで内部統制を実行する「3つのディフェンスライン」の考え方を重視し、内部統制の強化に努めています。2022 年は、海外を含むグループガバナンスへ展開し、第2のディフェンスラインによるモニタリング機能の強化に注力しました。
基本方針
当社の危機(企業リスクの発生)を事前に回避し、万一、企業リスクが発生した場合には危機管理規程ならびに関係規程・要領・マニュアルなどに従い、被害を最小限に食い止めることを目的とする。
リスク対応組織図
リスクマネジメント活動の取り組み
ガバナンス会議内で「リスクマネジメントに関する事項」を審議し、その結果をCSR委員会で最終審議しています。今後はグローバルでのリスクマネジメント体制を構築していきます。
リスク管理
リスクマネジメント活動の取り組み
継続的なリスクマネジメントを行うためPDCAサイクルによるマネジメント活動を実施し、国内のグループ会社へ展開しました。
戦略
全社で対処すべき重要リスクの特定とその取り組み
発生可能性と影響度の視点からリスク特定・評価を行い、年度毎に重点的に取り組むリスクを重要リスクとして選定しており、グループ会社へも展開中です。
継続して取組んでいる「自然災害(大規模地震・風水害・台風・高潮)」やパンデミックなどの事業継続に関わるリスクをノーリツの重要リスクと選定し、BCP強化の対応を進めています。
自然災害の対応
昨今、深刻な自然災害が多発しており、ノーリツグループでは従業員の安否確認システムを地震のみならず風水害時にも運用することを検討しています。また、災害備蓄品の見直し、各事業所の耐震評価の実施など、順次対応を進めています。あわせて、防災訓練や危機対応の教育を実施し、全従業員の意識向上に努めています。
新型コロナウィルス感染拡大防止の対応
対策本部を立ち上げ、社員の感染拡大防止対応を実施しています。
グループ会社社員を含め、基本予防対策の徹底や世の中の状況に合わせた出張制限の他、社員の安全確保と生産継続のためのワクチン職域接種の実施などに取り組みました。また、感染予防のみならず働き方改革の観点からも、Web会議や在宅勤務の推進といった取り組みも実施しています。
今後も国内外のグループ会社で体制を構築し、社員の安全確保と事業継続に向けたリスク対応力を高める活動を進めていきます。
BCP(事業継続計画)
ノーリツグループでは自然災害などにより工場や事業所などの各拠点に被害が生じた場合を想定した事業継続計画(BCP)の策定強化に取り組んでいます。近年増加している豪雨災害、大型化する台風などの風水害対応、世界規模で拡大した感染症の対策強化を行うとともに、災害備蓄や救援物資の見直し、緊急時用非常電源などの資機材の充実、安否確認訓練、地震想定防災訓練の実施など、増大する災害リスクへの対応強化を行っています。また、グループ会社を含めたBCP基盤強化へ向け、安否確認システム導入や訓練実施を行うなどグループ全体で体制強化を実施しています。今後も当社関係部門や取引先と連携しつつ、さらなるBCPの精度を向上し、お客さまへのサポート体制を構築していきます。
リスク一覧 (●は重要リスク)
ハザードリスク | オペレーショナルリスク | 戦略リスク |
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