トップメッセージ

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 ノーリツグループは、ガス・石油給湯機器で国内シェア約40%を持つリーディングカンパニーで、お湯のある生活を通して人々を幸せにすることが我々のグループの社会における役割と考えています。ノーリツの歴史は、1951年に能率風呂工業を創立したことに始まります。創業の原点「お風呂は人を幸せにする」。このメッセージには、戦後復興期において人々の生活水準を向上させたいという情熱が凝縮されていました。熱効率が高く、環境に優しい製品を生み出し続けるための研究開発には創業当初から重きを置き、日本の「お湯のある豊かな暮し」を創造してきました。
 海外においては、1993年に中国上海市で現地企業との合弁会社を設立して、ガス給湯器の現地生産を始めたのを皮切りに、2002年には米国に現地法人を設立しタンクレスガス給湯器の販売を開始しました。2013年には中国の住宅設備機器メーカーに出資、2014年には豪州の給湯器メーカーを買収するなど、ここ数年は展開を加速しています。
 今後も、グループビジョンである「新しい幸せを、わかすこと。」をグローバルで実践し、持続的な企業価値向上を目指していきます。
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 2014年の消費税引上げ以降の国内事業低迷が継続しており、2015年の営業利益は前年比30.8%減の51億円に留まりました。また、特別損失として、中国の連結子会社である櫻花衛厨(中国)股份有限公司の業績が出資時の計画を下回ったことによるのれん償却額46億円、国内の厨房分野と住設システム分野の収益性見通し悪化などによる減損損失24億円、一部製品に使用した部品の保証期間延長による製品保証引当金繰入額19億円を計上したことで当期純損失は39億円となりました。中国については景気減速の影響に加えて、顧客の購買行動が専売店経由から量販店、

インターネット経由に変化していることへの対応が遅れたことも影響しました。

 2016年度を最終年度とする中期経営計画「Vプラン16」では、2016年度の売上高2,500億円、営業利益100億円を目標としてきましたが、国内で需要の低迷が続いていることに加え、中国での経済成長が鈍化してきているため、現時点での2016年度の売上高は前年比0.5%増の2,200億円、営業利益は70億円の計画に修正

しました。

 

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 今後は、新たな中期経営計画を打ち出し、早急に業績の回復を実現していきます。業績回復の牽引役は、主に海外事業です。北米における給湯・暖房事業は着実に成長軌道に乗っています。豪州においては、2014年に完全子会社化した給湯器メーカーDux Manufacturing Limitedとのシナジーが計画通りに進んでおり、2016年はその効果が出てくる見込みです。中国では、2013年に子会社化した櫻花衛厨(中国)股份有限公司の再建に注力し、今期の黒字化を目指します。国内市場は、今後も縮小が予想されますが、より性能を高めるとともに、お客さまにとって魅力的な製品を継続的に投入していく計画です。その為に新製品金型を中心に投資をおこなっていきます。

 一方、M&Aやアライアンスの中に企業価値向上の機会があると考えており、国内外で検討していきます。2015年12月には、山口県の株式会社長府製作所と資本・業務提携を発表しました。ノーリツと長府製作所はそれぞれ異なる商材に強みを持っており、補完関係の構築が可能と見ています。

今後、製品・部品の相互供給や共同開発、アフターサービス機能の相互補完などでその効果を実現していく計画です。

 財務指標については従来は売上高向上による営業利益向上を目指してきましたが、収益性の改善をはかることでROEの向上につなげていきたいと考えています。今後も安定配当を継続しながら収益力を高め、増配できるようにしていきたいと思っています。

 

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 当期純利益が赤字に陥った2007年および2008年には、従業員が自信を失っていました。私は2009年の社長就任以来、様々な経営施策を打つとともに、組織の活性化、企業理念の浸透のために従業員との対話に優先的に時間を投入しました。ビジョンの浸透を目的に2011年から始めた「ビジョンCafé」では、ほぼ全ての部門・グループ会社を訪問しました。「ビジョンCafé」の一巡を経て、2016年度からは、意識改革、次世代リーダー層の育成を目的とした「アメーバ経営」に注力していきます。

 2015年度の業績悪化、「Vプラン16」の修正を余儀なくされる中で、業界内でも短かった従業員の労働時間を、年間1,810時間から業界並みの1,920時間に延長することで労働組合と合意しました。このような合意が出来たのも、ビジョンが着実に従業員に浸透した結果です。これは今後いかなる市場環境においても、企業価値向上の牽引役になると信じています。

 

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 ノーリツグループは、「事業戦略に沿った経済的価値の追求」、「事業活動を通じて社会の課題解決に貢献する社会的価値の向上」、「ノーリツらしさの追求」を柱に、地球環境を含む全てのステークホルダーの皆さまの新しい幸せをわかしていくことをCSRの方針としています。2009年にはガス・石油機器業界で初めて「エコ・ファースト企業」の認定を受け、家庭使用時のCO2排出量を20万ton/年削減するなど、環境への取り組みについて社会との約束を策定しています。

 ノーリツのガス・石油給湯機器は、国内で約2,000万世帯のお客さまにご使用いただいており、その製品のライフサイクルを通じて日本の年間CO2総排出量の約1.4%にあたる約2,015万ton※を排出しています。ノーリツ製品のエネルギー効率の改善は、日本のCO2排出の軽減に大いにつながります。高効率給湯器「エコジョーズ」「エコフィール」をはじめ、ハイブリッド給湯・暖房システムなど様々な省エネ・環境に優しい製品によって更なるエネルギー効率の改善に努めていきます。

 2012年12月には、国連が提唱する「グローバル・コンパクト」の10原則に賛同し、署名いたしました。グローバル・コンパクトの4分野10原則に則り、社会と企業がともに持続的な成長を実現するため、企業理念や世界的な枠組みに基づいた活動を進めてまいります。

 また私たち自身が1995年に阪神・淡路大震災で被災し、多くの支援をいただいた経験から、阪神・淡路大震災からの復興イベントである神戸ルミナリエへの協賛と従業員のボランティア参加など、社会、地域とともに栄えるという視点での活動を継続しています。さらに、「みちのく未来基金」への支援活動を通して東日本大震災で親を亡くした子どもたちの夢の実現の応援もしています。私たちの理念を深め、繋いでいくためにも、今後もこのような活動を続けていきたいと考えています。

 

 ノーリツは、これからも事業活動を通じて日本と世界の人々の暮しを快適にし、社会課題を解決することで持続的な成長を実現して参ります。ステークホルダーの皆さまには今後ともノーリツグループへのご支援をよろしくお願い申し上げます。

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