トップメッセージ

「新しい幸せを、わかすこと。」をグローバルで実践し、企業価値向上につなげます 代表取締役社長 國井総一郎

ノーリツグループのミッション・バリュー 「新しい幸せを、わかすこと。」

ノーリツグループは、1951年能率風呂工業としてスタートしました。創業の原点「お風呂は人を幸せにする」には、戦後復興期において人々の生活水準を向上させたいという情熱が凝縮されていました。創業当初から研究開発を重視し、一歩先ゆく生活スタイルを提案・創出し続けてきた結果、ガス・石油給湯機器で国内シェア約40%を持つリーディングカンパニーに成長しました。近年は中国、北米、豪州を中心にその展開を加速しています。

しかしながら、M&Aなどを経てノーリツグループの事業領域が多様化しただけでなく、経済の急速な変化とグローバル化の中で過去の成功モデルだけでは成長できない時代になっています。その変化に対応すべく、2017年からスタートした新中期経営計画の策定を機に理念体系を一新し、「新しい幸せを、わかすこと。」をノーリツグループのミッションとしてバリュー(大切にする価値観)とともに打ち出しました。このミッション・バリューは、事業活動を通じた社会課題の解決の基盤ともなるものであり、経営と現場が一体となり、グローバルで新しい幸せをわかす=社会に新しい価値を創造する企業でありたいという思いを込めています。

Mission Statement

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2016年度の業績と中期経営計画「Vプラン16」を振り返って

2016年度の売上高は2,118億円、営業利益は89億円、親会社株主に帰属する当期純利益は46億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、浴室リモコンの液晶に不具合が発生したことによる製品保証引当金繰入額を38億円計上しましたが、営業利益の回復により、2015年に修正した経営計画を達成することができました。国内事業は前年に実施した値上げやコストダウンなどの利益改善策が確実に実を結びました。海外事業は、円高の影響で減収となりましたが、2013年に子会社化した中国の総合住宅設備機器メーカー櫻花衛厨(中国)股份有限公司の利益回復などが増益に寄与しました。

2011年に策定した中期経営計画「Vプラン16」では、当初2016年度の売上高2,500億円、営業利益150億円、ROE8%を目標としていましたが、これは未達となりました。2011年に参入した家庭用太陽光発電システムから撤退(2014年)したことが主な要因です。市場環境の変化が激しく、撤退を決断しました。経営資源が分散することで開発・営業の現場にも影響が生じ、主力の温水事業における国内シェアの低下につながったことも反省材料です。

一方、海外事業については、各拠点の成長に加え、櫻花衛厨(中国)股份有限公司を再建して黒字化し、2014年には豪州の給湯器メーカーDux Manufacturing Limitedをグループに加えたことで着実に拡大を進め、「Vプラン16」の当初の海外事業計画売上高400億円、営業利益25億円の計画を上回る実績につなげることができました。

また昨今では、当社グループが製造・販売した浴室暖房乾燥機や浴室リモコンの不具合、指定工事店における無資格施工など、お客さまおよび関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後、安全・安心への取り組みを一層強化し、再発防止に努めてまいります。

業績推移と振り返り
グラフ

※2017年度は売上高に内部取引を含んでいます。()は内部取引金額

「Vプラン16」の計画推移と実績

図

「Vプラン16」の計画未達要因
  • ● 家庭用太陽光発電システムからの撤退
  • ● 温水事業における国内シェア低下

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新中期経営計画「Vプラン20」と2017年度の計画

2017年1月に、新しい中期経営計画「Vプラン20」をスタートしました。2020年に向けて「世界で戦えるノーリツグループ」を目指すもので、2020年度の売上高2,400億円、営業利益240億円(営業利益率10%)、経常利益250億円、親会社株主に帰属する当期純利益150億円、ROE8%を経営目標としています。現在、日本ではグローバル展開企業と内需型企業の二極化が起こっていますが、グローバル展開企業として世界で戦い、持続的成長を確保するには営業利益率10%、ROE8%の水準は不可欠と考えています。初年度となる2017年度は売上高2,190億円、営業利益は100億円を計画しています。

Vプラン20では、「事業ポートフォリオの再構築」、「国内事業の収益力強化」、「海外事業の継続拡大」、「企業風土の改革」を重点施策としました。先ずは主力の温水事業に経営資源を集中させ、収益性を高めることを目指します。2017年3月にはフルモデルチェンジした主力製品「GT-C62シリーズ」を発売しました。入浴事故軽減をサポートする機能、お風呂のお湯の衛生を保ち水資源の有効利用を促す機能など社会課題の解決に貢献する機能を搭載した画期的な新製品です。今後、製造技術や機能を他シリーズにも展開して、温水事業全体の価値向上を目指します。

また、外装部品の内製化、R&Dの効率化や製品の生産委託、販売面においては強化チャネルへの体制シフトなども視野に、ものづくりとマーケティングの変革で国内温水事業を強固なものにしていきます。

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海外事業においては、商業用給湯器や暖房用機器で収益を拡大し2020年度に8.2%の営業利益率達成にチャレンジします。温水事業は日本で培った技術を強みに展開することが可能で、ものづくりにおけるシナジー効果により達成可能と考えています。櫻花衛厨(中国)股份有限公司は出資当初文化の違いもありましたが、製造やR&Dにおける施策が徐々に実を結び、黒字化したことで一体感につながりました。

同業におけるM&Aは、既存の経営資源を分散させる必要がなく効率的で、開発や金型などものづくりにかかわる費用を共通化できればメリットも大きいと考えています。今後もシナジーが見込める分野でのアライアンス、M&Aの機会は積極的に捉えていきます。

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経営とCSRの融合への取り組み

ノーリツグループは「経済的価値」「社会的価値」「ブランド価値」の3つを融合し、企業価値を向上していきます。この取り組みを通じて、全てのステークホルダーの皆さまの笑顔と感動を実現することが我々の役割だと考えています。その役割を果たすため2012年より国連が提唱する「グローバル・コンパクト」に賛同し署名しています。「グローバル・コンパクト」の10原則や、「SDGs」(持続可能な開発目標)に取り組むことで、社会の継続的発展と企業の持続的成長を実現していきます。

ノーリツグループは、製品のサプライチェーンを通じて日本全体の約1.4%にあたるCO2を排出しており、地球環境への配慮を目的に、2009年より業界トップランナーである「エコ・ファースト企業」として活動しています。特に高効率ガス給湯器とヒートポンプの利点を融合させたハイブリッド給湯・暖房システムは脱炭素社会への貢献が可能と考えています。大気汚染が問題になっている中国や、タンク式が主である北米・豪州にもガス瞬間式給湯器(タンクレス給湯器)の普及を通じてグローバルに貢献していきます。

また「企業は社会の公器」との考えから、積極的に障がい者を雇用しており、障がいを持つ従業員数はグループの2.99%に達しています。2006年に立ち上げた特例子会社エスコアハーツでは、主に知的障がいを持つ従業員が正社員として生産ラインなどで働いています。障がいを持つ従業員を主体とする職場づくりにより、現場のモチベーション、生産性も上がっています。2016年には就労継続支援A型事業所「株式会社すまいるハーツ」を開所し、さらなる就労機会の提供をおこなっています。

誰もが活き活きと働ける職場環境づくりの取り組みとして、女性活躍推進にともなう女性リーダー育成プログラムを開始しました。また、住宅設備機器業界で初となる企業主導型保育園を2017年7月に開設予定です。今後も多様な人材のさらなる活躍の場を支援していきます。

我々は単に便利で多機能というだけでなく、高齢化など社会の変化に応じた商品を世の中に提供することで、社会課題の解決に貢献することが使命であると考えています。(P.37詳細) 「新しい幸せを、わかすこと。」というミッションのもと、ノーリツグループはこれからも事業活動を通じて社会課題の解決に貢献し、社会から必要とされ続ける企業でありたいと思っています。ステークホルダーの皆さまには今後とも温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

国連グローバル・コンパクトの10原則
図
SDGs(持続可能な開発目標)
定められた17の目標

図

ノーリツグループの取り組みとSDGsの関連性

※SDGs(持続可能な開発目標)は2015年9月に国連総会で採択された、2030年までに達成すべき人類およびサステナビリティに関する17の目標です。企業には創造性とイノベーションを発揮し、課題解決に向けた参画が求められています。

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