令和7年度 製品安全対策優良企業表彰にて、 「審査委員会賞(優良賞)」を受賞
湯まわり設備メーカーの株式会社ノーリツ(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:竹中 昌之)は、この度、経済産業省主催「令和7年度 第19回製品安全対策優良企業表彰」の大企業 製造事業者・輸入事業者部門において、審査委員会賞(優良賞)を受賞しましたのでお知らせします。
受賞のポイント
-
①入浴中の事故発生の低減を目的とした「HIITO」などの取り組み
特に高齢者が長湯をすることで起こる「のぼせ事故」を抑制するため、入浴と深部体温の関係について大学と共同研究を実施し、新技術「HIITO(人体熱モデル)」を導入。また、入浴タイマーを進化させた「ホッと湯上がりモード」、同居家族への気づき遅れに対応した「在宅お知らせ」など、新たな機能を導入、長湯によるのぼせを抑制し、入浴環境に応じた適切な退浴タイミングを注意喚起することで、事故の未然防止を実現している。
②迅速なリコール対応実現に向けた取り組みの強化
リコール発生時を想定した「リコールシミュレーション」を行い、リコール規程の課題抽出と見直しを行っている。これにより、組織変更や人事異動等が発生しても、事故発生時に円滑な対応が可能となるよう取り組んでいる。また、緊急連絡システムに入力されたデータをR-Mapを用いて一次リスク判定を行い、迅速なリコール対応が実現できるよう取り組みの改善を図っている。
③AIを活用した故障診断支援アプリの導入
サービスエンジニア個人の経験に依存してきたアフターサポートにおける修理診断等において、AIを活用した故障診断支援アプリを導入している。過去のサービスレポートを分析・共有し、技術ノウハウの継承を強化することにより、知識差や製品の多様さ・複雑さによる作業精度のばらつきを抑制している。これにより、サービスエンジニアの判断力の均質化と現場対応の迅速化・精度向上を実現している。
製品安全対策優良企業表彰とは
製品安全対策優良企業表彰は、製品安全に取り組む製造事業者、輸入事業者、小売販売事業者、各種団体をそれぞれ企業単位で広く公募し、厳正な審査の上で、「製品安全対策優良企業」として表彰するものです。本表彰は、企業における製品安全に対する意識の向上と、事業活動や消費生活において製品安全を重要な価値として位置付ける「製品安全文化」の定着を図り、製品安全が持続的に向上していく、安全・安心な社会をつくることを目的として、平成19年から実施されています。
https://www.meti.go.jp/press/2025/11/20251127002/20251127002.html
経済産業省「令和7年度 第19回製品安全対策優良企業表彰(PSアワード)表彰式
開催日時:2025年12月1日(月)
場所:KKRホテル東京 孔雀の間(東京都千代田区大手町1丁目4-1)
主催:経済産業省
*ニュースリリースに記載されている内容は、発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますので、ご了承ください。