わかし続けて70年、ノーリツはお風呂のプロ集団!あのメロディからひも解く、お風呂の歴史から最新技術まで~音声リモコンは累計販売台数約1,600万台、メロディは24年現役!~

お知らせ

湯まわり設備メーカーの㈱ノーリツ(本社:神戸市、代表取締役社長:腹巻知、資本金:201億円、東証一部上場)は、2021310日(水)に70周年を迎えます。1951年「能率風呂工業株式会社」として創業してから70年、創業の原点である「お風呂は人を幸せにする」の理念を大切に、日本ひいては世界のお風呂の進化を目指し活動してまいりました。

ノーリツを象徴する一つの存在が、一度は聞いたことがあるかもしれない、あのお風呂が沸いた時のメロディ。この「幸せのスイッチ」が誕生したのは1997年です。そこから遡った46年前に風呂釜の製造を開始した時から、ノーリツはずっとお風呂で人を幸せにすることを考え続けてきました。

エネルギー環境の変化やテクノロジーの進化とともに変容を遂げてきたお風呂の歴史

ノーリツの歴史を辿ることはお風呂の歴史を辿ることでもあります。お風呂の歴史は、薪、ガス、電気の導入、そして環境性能の高い省エネ方式へと変化した家庭エネルギーの進化と切り離せません。

●1950年代までのエネルギーは薪や石炭が一般的。風呂釜は鋳物。
 代表製品:さめないタイル風呂「能率風呂」

●1960年初期からガスに移行。風呂沸かしの手間が大幅削減。
風呂釜の製造は職人による鋳造から工業生産へ移行。
 代表製品:アルミ製ガス風呂釜「GS型」

●1970年後半からガス機器にエレクトロニクス技術の導入が始まる。
 代表製品:ガス瞬間貯湯式給湯器「ユービック」

●2000年初頭から環境負荷を軽減した高効率化時代へ。
 代表製品:高効率ガス給湯器(エコジョーズ)
 高効率石油給湯機(エコフィール)

●2010年代後半、電気(空気熱)とエコジョーズの特長を併せ持ち、
さらに環境性能が高い「ハイブリッド給湯・暖房システム」が注目され、
コージェネレーションシステムなどと共に温室効果ガス削減時代に。
 代表製品:ハイブリッド給湯・暖房システム「ユコアHYBRID」

お風呂で振り返るノーリツの歴史年表

お風呂や給湯器の機能は、お客さまのニーズや悩みに応える形で進化を続けてきました。一つひとつの製品や技術には「お風呂は人を幸せにする」という価値の提供、そして安全・安心に入浴いただきたいというノーリツの思いが込められています。

1951年 能率風呂工業株式会社を設立。さめないタイル風呂「能率風呂A型・B型」発売
戦後のエネルギーが希少な時代、少ない燃料でも能率よくお風呂を沸かせる
商品として誕生。

1961年 業界初のアルミ製ガス風呂釜「GS型」発売

1968年 空焚き防止安全装置「ガスカット」付きのガス風呂釜発売
各家庭に浴室が普及したこの時代、浴槽への水の入れ忘れや排水栓の締め忘れなど
による空焚きが原因で火災が発生することも。安全性が求められる中で誕生。

1970年 浴室内から種火の点火・消火ができる「マジコン」発売
屋外での点火・消火が一般的だった中、“雨の日、寒い日の湯沸かしが大変”
という声に応えた画期的製品。

1977年 ガス瞬間貯湯式給湯器「ユービック」が誕生
業界初、ガス給湯器に電気を初導入、台所からリモコン操作で点火することが可能に。

1979年 給湯器と風呂釜を業界初一体化した「ユラージ」発売
給湯用の湯沸し器と、追いだき用の風呂釜をそれぞれ設置することが不要に。
今日の「ガスふろ給湯器」のスタンダードにつながる。

1982年 現在も主流の家庭用ガスふろ給湯器「GTシリーズ」誕生。「GT-1600W」発売
浴槽のお湯の上部と下部では温度差が発生するため、お湯をかきまぜる専用グッズが普及する中、お湯の強制循環で温度差を解消する商品が誕生。追いだき機能付き給湯器は浴室に隣接して設置というそれまでの制限がなくなり、住宅設計の意匠性にも貢献。

1983年 全自動ガスふろ給湯器「オートユラージ・GRQ-1600A」発売
リモコンを押すだけで全自動でお風呂が沸くように。熱すぎ、ためすぎ問題を解消。

1992年 業界初「冷水サンドイッチ現象」を解消した「GT-243AWX」発売
ライフスタイルが多様化し、浴室と台所で同時にお湯を使用したいというニーズが
高まり、給湯と追いだきが同時に可能な商品が誕生。「プロテックメカ」の新技術
搭載でシャワーを断続的に使用した際のお湯が熱く、その後、冷たくなる現象も解消。

1997年 業界初、音声とメロディでお風呂が沸いたことを知らせる「音声ボイスリモコン」誕生
ユニバーサルデザインを目指し、「人の声」を給湯器リモコンに採用。おふろが沸くと
おなじみの「人形の夢と目覚め」のメロディと音声でお知らせ。

2004年 熱効率95%を達成した高効率ガスふろ給湯器(エコジョーズ)「GT-C2431AWX」発売
CO2排出量削減で環境にやさしく、ガス料金低減でさいふにも優しい給湯器。
環境に配慮した住宅に対するニーズの高まりを受け、ガス給湯器でも高効率な
省エネを実現。2006年には高効率石油給湯機(エコフィール)も発売。

2017年 業界初の「見まもり」機能搭載&「UV除菌ユニット」搭載のエコジョーズ発売
浴室への入室、入浴を自動センサーで検知。台所リモコンから入浴状況を確認できるように。衛生意識への高まりを反映し、浴槽内のお湯をUVで99.9%除菌する機能を搭載。

2018年 無線LAN対応給湯器リモコン発売&スマートフォン用「わかすアプリ」誕生
スマートフォンでお湯はりや見まもりが可能。スマートスピーカーにも対応。
高齢者の浴室事故死亡者数が交通事故での死亡者数を超え社会問題化していた中、安心して入浴できる視点を商品開発に活かし、入浴事故軽減につなげる。

2018年 ハイブリッド給湯・暖房システムのブランド名として『ユコアHYBRID』と命名
省エネ・環境性に優れ、ZEH(ゼッチ)にも最適な製品として販売。

2021年 ノーリツ70周年

日本人口の約3人に1人が聞いている?お風呂が沸いたら流れるあのメロディの秘密

ノーリツは、1997年にお湯はり完了をメロディと音声で知らせる業界初の「音声ボイスリモコン」を発売しました。ユニバーサル化やバリアフリーの考えが浸透する中、視覚障害を持つ方のお風呂を沸かす時の不便さを解消するため、「人の声」でお知らせするアイディアを形にした製品でした。音声でのお知らせ機能は、他の家事をしていても気づきやすいというメリットもあり、音で伝えることでより多くの人が快適に使えるユニバーサルデザインを目指しました。

この「音声ボイスリモコン」でお風呂が沸いた際のメロディとして採用したのが、ドイツの作曲家テオドール・エステン(オースティン)のピアノ曲「人形の夢と目覚め」の第2部「夢を見ているところ」です。流行に左右されないクラシック音楽に絞り、お客さまにこれからお風呂に入る高揚感と幸福感を感じてほしいという思いで曲を選定しました。

音声ボイスリモコン 出荷累計台数

発売以来、「音声ボイスリモコン」の出荷台数は増え続けています。今ではお風呂が沸いたメロディと音声は、多くの人にとって日常生活を送るうえでの“馴染みある音”となりつつあります。1997年からの累計販売台数は1,625万台で、この数字を設置された世帯数とし、1世帯の平均人数 2.39 人と掛けると、日本の人口総数の約3人に1人の割合に相当します。

1世帯の平均人数は、厚生労働省の2019年国民生活基本調査より。
※ 日本の総人口は、総務省統計局の人口推計(20208月確定値)より。

1. 音源の秘密

当時、ノーリツグループからピアノが弾けるスタッフを選抜し、元の音源としました。24年目の今でも、この時の音源を使用しています。

2. 昔はブザーだった?

音声ボイスリモコン発売以前の全自動給湯器では、お湯がたまったことを水位で検知し、ブザーを鳴らす器具が主流でした。

3. 声はリニューアルしている?

音声はナレーターの声を採用しています。実は、音声は数年ごとにアップデートしており、最新機種は5代目のナレーターです。

4. バラバラの音声データ!?

フレーズではなく、「お風呂」「が」「わき」「ました」のように単語ごとにデータ化することで、容量を軽くしています。自然に聞こえるよう「が」だけでも数種類、データがあります。

5. こんなところにも、あのメロディ!

「人形の夢と目覚め」のフレーズは、ノーリツ本社の電話保留音にも使用されており、お客様やノーリツ社員にも“ノーリツらしい”と好評です。

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