家族4人の食事を毎日作っていますが、以前使っていた焼網タイプの魚焼きグリルは、お手入れや掃除に時間がかかるので魚を焼くくらいしか使う機会がありませんでした。でも、マルチグリルはそれまでイメージしていたグリルとは全く違う「新しい調理器具」。直火のコンロではないし、どちらかと言えば機能的にはオーブンに近い感じがします。
とはいえ、オーブンのように立ち上げに時間を掛けるわけではないし、手間を掛けて頑張るような感覚にならないのがマルチグリルのスゴイところ。ガスコンロの手軽さでオーブン料理が簡単につくれる、日常使いができるオーブンだなと思いながら使っています。
マルチグリルにして家族から大好評だったのが、浅型のプレートパンで焼いたトーストです。短時間で焼き上げるからか表面はサクッ、中はしっとり絶妙な焼き加減。トーストしない派だった娘が「パンを焼いて」と自分からリクエストするようになりました。他にも、お餅を焼いたり揚げ物を温めなおしてみたり、これまでオーブントースターを使っていた料理をマルチグリルに切り替えることができたので、トースターは断捨離することに(笑)キッチンも広くなって快適です。
パンだけでなく、実はご飯も深型タイプのキャセロールで炊いています。一粒一粒が立っているようなシャキッとした炊き具合になるので、こちらも我が家では大活躍。オーブンで仕上げたような肉汁たっぷりのハンバーグが出来上がった時も「いつもよりジューシーでふっくらしている」と家族に喜んでもらえました。
そして魚を焼く際に愛用している波型プレートパンも、油がほどよく落ちて魚全体がきれいに焼けます。味噌マヨを魚に塗って焼くなど、焼網タイプではできなかった焼き方を楽しんでいます。
焼網タイプのグリルでは焦げないようにと、つい気にしてしまいますが、マルチグリルは調理モードをセットすれば出来上がりまで全てお任せ。手間の掛かるオーブン料理も設定さえ覚えれば娘でも使えそうです。コンロの前にへばりついて細かく様子を見ることもなくなりました。
以前のコンロは天板の繋ぎ目に汚れが溜まってしまう、魚臭さが残ってしまうことが悩みでしたが、マルチグリルは掃除とお手入れがとにかく簡単。水拭きするだけでガラストップの油汚れが取れるので汚れを溜め込みません。また、面倒だったグリル内の掃除も、サイドカバーを取り外して丸洗いがOK。魚臭いと思ったらプレートを洗うだけだから効率良く使えます。
マルチグリルは、グリルの扉がきちんと閉まっていなかったり、専用容器がセットされていない状態では火が付かないので安心です。操作パネルはメニューと火加減を選ぶだけだから、普段あまり料理をしない人でも分かりやすく、慣れれば子どもやご年配の方でも使いこなせるくらい操作方法が簡単だと思います。
マルチグリルにしてから料理のレパートリーが増えたことはもちろん、私自身もっと色々な料理に挑戦したいと気持ちの面で変化がありました。家族みんなで「美味しい」と言える料理をこれからも作りたいと思います。