社員紹介|新しい幸せをつくる人々

開発という終わりのない旅
の目標は日本が誇る入浴
文化を世界に広げること

馬越 亮輔

要素技術研究部 第1研究室 第2G (2009年入社

INTERVIEW

自分の仕事が人の役に 立っていることを実感

私は国内向けガス給湯器に搭載されている熱ユニット部品(熱交換器・バーナー・ファン)を設計する部署に所属しています。
業務内容は、製品に搭載する熱ユニット部品設計や部品性能を高めるための基礎研究などを行うことです。仕事のやりがいを感じるのは、自分が設計した部品が世に出て人の役に立っていると実感できたとき。給湯器は街を歩いているときでも容易に見つけられるので、目に入るとうれしいです。実家でも開発に携わった製品が使用されており、両親から以前に使用していた製品よりも良くなったと言われたときは誇らしかったですね。母親には「あんたが作った設計で大丈夫か」なんてからかわれたりするんですけど(笑)。それでも、実家に帰るたび使ってくれているのを見るとうれしくなりますし、帰省するたび2番目に給湯器のチェックをしています。最初にチェックするのは冷蔵庫に入っている今晩のお酒ですが(笑)。

無計画旅で養われたやりきる力

キャリアにおいてターニングポイントとなったのは、所属していた燃焼技術研究室と熱交技術研究室が合併したことです。熱ユニット部品全体が自分の担当になって、一気に視野が広くなり、合併前以上に責任を感じるようになりました。また熱ユニット部品全体としての最適設計について考えるようにもなりました。
開発という終わりのない旅において、何が起きても人のせいにせず乗り切る力は、学生時代に「車で今から広島⇔指宿(鹿児島)まで1日で往復しよう」「ロードバイクで明石⇔賀露(鳥取県)まで360kmを1日で往復しよう」といった無計画旅を繰り返す中で養われたのかもしれないと、今になって思います。

世界中の人におふろに浸かって 幸せをかみしめる文化を広めたい

仕事をする上で大切にしているのは和而不同討論をすることです。設計の仕事には、いろんな観点があるので、討論する中で意見が一致するところ、しないところの理由について最初に明確にします。最終的には、双方が合意できるようなアイデアを生み出すことが良い製品につながるのではないでしょうか。
今後の目標は日本が誇る入浴文化を世界に広げることです。幸せとは苦楽の差のことだと考えています。世界中の人にお風呂に浸かって幸せをかみしめる時間を作ってほしいです。

MESSAGE
設計業務が面白いことが原動力

ノーリツの研究開発は、意志をもって活動をすれば、高い自由度の中で興味深い開発ができる部署です。現在の給湯器は業界トップクラスになるなど、技術的に高いレベルに達しているので、そこにノーリツとしてどんな付加価値を提供していけるかが今後の課題です。だからこそ「こんなものが作りたい」というのがあればどんどんやらせてもらえる時期だとも思います。
学生の皆さんには、人のせいにしない、あきらめない、自分を褒める、この3点ができる人になっていただきたいです。何事にも粘り強く前向きに取り組むことのできる人は、どこに行っても通用すると思います。10年以上仕事を続けているので、人間関係などで悩んだりすることももちろんあります。それでもやっぱり仕事が楽しいと思えるのは設計業務が面白いという原動力があるからです。ぜひ皆さんも真剣に悩んで、自分が本当に面白いと感じられる仕事を見つけてほしいと思います。

1DAY SCHEDULE

  • 09:00

    ミーティング

    開発目標達成に向け、解析結果・実験結果から今日やることをすり合わせします。

  • 10:00

    試作品の作成①

    量産の加工難易度を想像しながら、工作機械等を用いて試作を作成します。

  • 11:00

    評価実験①

    五感を活用し評価実験を行います。
    目標達成できたかどうか分かる、最もわくわくする瞬間です。

  • 試作品の作成②

    3Dプリンタの活用により、イメージを具現化していきます。

  • 15:00

    評価実験②

    作成した試作品を用いて、評価実験を行います。

  • 17:00

    レビュー

    評価結果をもってレビューを実施し、量産までの課題抽出・改善策を検討します。

OFFは何してる? ポタリング

アワイチ、ビワイチ、しまなみ海道など気の向くままにポタリングしています。
たまに瀬戸内海~日本海往復も1日でします。

#これまでを振り返る

2009年 入社しバーナー開発を担当。ベテラン先輩にアカデミックに教育いただく。
2010年 初の製品開発で試行錯誤の日々。一つの気づきで性能向上できた。
2011年 大型開発に携わる。五感を使って実験することの重要さを学んだ。
2012年 エルダーとして後輩指導。しばしば、後輩とラーメン屋で反省会。
2013年 実家の給湯器が設計した製品になっていた。うれしく思う。
2014年 初めての主務設計担当。3製品の同時開発で忙しかった。
2015年 開発中に大トラブル。関連部門と協力し乗り越えた。働いた…
2016年 和而不同討論の重要さを実感。いいアイデアが出た!
2017年 バーナーに加え、熱交換器の設計も担当。設計自由度が高く楽しい。
2018年 研究にも取り組む。これまた自由度が高く難しいが楽しい。
2019年 10年目のリフレッシュ休暇。製品開発も累計10製品に。
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