ノーリツプロジェクト

グローバル戦略に拍車をかける。豪州企業を買収・子会社化した次の一手。
エピソード 【「お湯のある幸せ」を世界に】をスローガンに掲げ、海外戦略を推進するノーリツは、地球規模での事業戦略を展開中。2014年11月、オーストラリアの優良給湯器メーカーであるダックス・マニュファクチュアリング(以下Dux社)に対してM&A(企業の合併・買収)を行い、給湯器を主軸としたノーリツ製品を現地仕様で供給する事業をスタートさせました。このプロジェクトの推進役は、国際事業部門の若手メンバーたちです。
国際事業本部 国際事業部 事業企画2室 オセアニア・OEMグループ

ノーリツプロジェクト設計開発で15年、勤務に就き、その後、商品企画を経て現職に至ります。

グループは文字どおり少数精鋭。メンバー1人1人が持つ責任は大きく、異文化を持つ海外の取引先を相手にするビジネスゆえ、困難は多々あります。

しかし、誰もが明るく、元気でガッツがある。仕事ができる顔ぶれに頼もしく感じています。リーダーとしてチーム全員が働きやすい環境を整えることが、任務の第一だと考えています。

国際事業本部 国際事業部 事業企画2室 オセアニア・OEMグループ

ノーリツプロジェクトノーリツでは現在、グローバル展開を加速させるため、海外企業と業務提携を積極的に進めており、相手先ブランドによる生産・販売、つまりOEMに力を注いでいます。

私はDux社のみならず、欧州や南米の取引先企業も担当し、OEM事業を推進しています。国内営業で約6年間、経験を積み、念願だった国際事業に携わることができ、やりがいを感じる毎日。ゆくゆくはOEMではなく、NORITZブランドとして給湯器を世界市場にもっと広めたいです。

国際事業本部 国際事業部 事業企画2室 オセアニア・OEMグループ

ノーリツプロジェクト先行している北米市場での経験などの情報を参考に、オセアニアの事業を育てているところです。生活に密着した製品を扱うメーカーで、海外事業にも力を傾けている会社ということで入社しました。

まさか1年目から国際事業部に配属されるなんて、ちょっと驚きでした。

これからは一般家庭用に加えて、業務用給湯器の商品も手掛けていきます。高いチーム力を発揮できる一員として、ビジネススキルに磨きをかけていこうと決意しています。



プロジェクト概要

グループ経営でオセアニア市場を獲得する。
オーストラリア方面へは、ノーリツは1990年代から給湯器のOEM(相手先商標製品)販売に着手。さらにテコ入れを図るため、創業100年超の歴史のある同国のDux社と資本・業務提携に踏み切り、Duxブランドとして瞬間式給湯器を提供。この事業を軌道に乗せるため、「オセアニア・OEMグループ」が2016年5月に正式に発足。それに先立つ2月、Dux社向け瞬間式給湯器を発売しました。豪州市場に対する積極的なアプローチの幕が切って落とされました。

ノーリツプロジェクト

海外旅行や留学の経験のある人ならおわかりかと思いますが、外国では湯に浸かる入浴文化はありません。基本はシャワーのみ。ノーリツが現地企業のDux社と組んで給湯器シェアの拡大を進めるオーストラリアも、シャワー文化のお国柄。現地で使用されている給湯器は、日本人にはあまり馴染みのない貯湯式で、大量のお湯をタンクにためておいて使用するというものです。熱いお湯をスピーディーに供給できるメリットはあるものの、タンク内のお湯を使いきってしまうと、熱源で冷水をお湯に沸かすまでしばらく時間がかかるというデメリットがあります。ですから、シャワーを浴びていると突然、お湯が水に変わってしまう…なんてこともめずらしくありません。また、湯温の調節は「湯」と「水」の2種類のカラン(蛇口)によって行い、リモコンを使う習慣はありません。ノーリツは今、お湯にかかわる文化の違いを乗り越えて、この新天地でいつでも適温のお湯を供給してくれる瞬間式給湯器の普及に力を注いでいます。
project03_image08.jpg
project03_image09.jpg
ノーリツプロジェクト

日本で育まれてきた技術を武器に、Dux社ブランドで給湯器を販売・普及する計画を推進中のノーリツ。その担い手は、国際事業部に在籍する若手社員たち。プロジェクトを円滑に前進させるために重要なのが、現地企業スタッフとのコミュニケーション(意思疎通)。ここに立ちはだかるのが異文化=ビジネス慣習の違い。たとえば、あらゆる工業製品は、その国ごとに定められている規格に合格しなければ販売できません。ノーリツ側は製品の開発・販売スケジュールをDux社に提示し、それを行動の基準にオーストラリアの公的認証機関から「OK! 」のサインをもらうように働きかけます。しかし、認証機関からその日程では、すべての認証テストは終了できないと伝えられると、現地スタッフはスケジュールの見直しをノーリツに求めてきます。製造業は『Q(quality)=品質、C(cost)=生産原価、D(delivery)=納期』の3つの柱で成り立っており、とくに日本企業はそのいずれも同などに重要視します。でも、その“常識”はオーストラリアでは通用しません。「認証取得が遅れるから納期は遅れても仕方がない」「スケジュールは、そのときどきの状況に応じて改めるべきものだ」といった考え方が、現地企業の“常識”のようなのです。ノーリツの社員たちは、国際電話やメール、テレビ会議などを通じて、あるいは先方を訪問し粘り強く話し合い、お互いの信頼関係を築いています。
ノーリツプロジェクト

お湯をめぐるオーストラリアの市場は、“もう1つの日本市場”とも言えます。なぜならライバルは現地企業ではなく、競合の大部分は同エリアに進出している日本のメーカーだからです。現在、ノーリツではDuxの持つ貯湯式給湯器のラインナップに加え、ノーリツが持つ瞬間式給湯器の両ラインナップにてお客さまの選択肢を増やし他社との差別化を図るため、商品のベースラインアップを整えることにエネルギーを集中させています。また、一般家庭向け製品に続き、セントラル給湯システムを採用している集合住宅やホテル、スポーツクラブ施設などを対象とする業務用給湯器の開発も進めています。オセアニア・OEMグループの大命題は「100%資本提携を結んだDux社を、オーストラリアNo.1の給湯器メーカーにすること」(メンバーたちの声)。高度なテクノロジーを駆使して、日本発の“お湯”文化を彼の地に根付かせる挑戦――。成功のカギは、潜在的な部分も含め、本当に現地のニーズに合った製品をリリースできるかにあります。プロジェクトは序章を終え、いよいよ本番に突入します。

project03_image10.jpg




top.gif

pagetop.png